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Postcard「ジャガー」Jaguar
ブラジルにて撮影した野生のジャガー。
※写真の色と実際の色は異なる場合があります。目安としてご覧ください。
※写真はイメージです。実際のポストカードに文字は無く、写真の部分のみがポストカードとして発送されます。
・写真について 〜秋山知伸〜
"ジャガー"
ジャガーといえば、僕が大学生のとき、アメリカのニューメキシコ州立大学で野生動物学を学び帰国する手前にコスタリカに行った時のことを思い出します。サルの行動調査のために橋の上で1日中、サルが通過するのを待っていたのですが、橋の上からジャガーらしき動物が泳いでいる姿を目撃しました。近くには人家もありジャガーが生息していないだろうと言われていた地域だったので、今でも自分が見たものを半分は信じることができません。その見たものがジャガーだったのかを確認する方法もないのですが、1995年当時は野生のジャガーを見るのは本当に困難なことでした。
それが2000年代にブラジルのパンタナールで、ジャガーを見せるボートサファリ観光ツアーが始まり、今では毎年、乾季の8月 9月に日本からも観光ツアーが売りだされ、行けばほぼ見れる状況になりました。ジャガーが現れると無線で情報交換され、その場所に多くのボートが集まってきます。ときには40ものボートが集まり、人が集まることに慣れてしまったジャガーは悠々と河岸を歩きながらカイマンやカピバラなどの餌を探します。南米最大の肉食獣の自然の姿をみるのは感動的です。
このジャガー二頭の写真はまだ若い子供のジャガーです。アフリカなどの陸上のサファリでは地上を動くので二次元的に動いて動物を探します。そのためライオンや チーター ヒョウなどのサファリでは子供を見ることが期待できます。しかし、河からの観察は1次元的に線でしか野生動物探しができません。つまり、ジャガーが狩や縄張りのパトロールで河岸を使う時にだけ観察されるので子供を連れて歩いてないことが多く、ジャガーの大人は見れても子供はなかなか見れませんでした。親が餌を探しに行っているときに、喉が渇いたのでしょう。水を飲もうと河岸にきたのはよいのですが、この後オオカワウソに見つかり、オオカワウソに脅かされ、水を飲まずに森に戻っていきました。
観光客が来ることでたくさんのガイドやボートのドライバーが生きていく仕事ができました。僕自身、日本から野生のジャガーを見たいというお客様を連れていくことで食べている面もあります。そして、仕事がなくならないためにもジャガーを密猟したないように圧力がうまれ、野生動物が保全されるようになりました。
保全されることははとても素晴らしいことです。しかしです。
話は少し変わりますがユキヒョウはとても見るのが難しかった時期から、地元の村人の仕事ができてユキヒョウが保全されるよう動いてもきました。しかし、現地の情報網が発達し、多くの人が探すうになり、見るのが難しかった生き物がお金さえ出せば簡単に見れるようになったとき、その方向性を模索したにも関わらず、自分の心のなかの撮影したいとな見たいという想いは小さくなり、寂しさを感じるのです。
ジャガーはそんな種の代表かもしれません。そして、もっと観察が難しい野生動物を見つけることに心が向かいます。
その他の情報は、
丹沢ポータルサイト「TANZAWA.site」でご覧ください。
https://tanzawa.site/products/wildus-6/
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